東洋医学

薬はいらない。人は本来自分で病気を治す力を持っています。

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体に気になる症状が起きても、必ず悪化し発病するとは限りません。軽度の症状の場合は、自然と治っていることはよく経験することです。しかし、環境の悪化や体調の不備があった場合は、自分の持つ治す力の限度を超え、病気を発症することになり、どのような病気が発症するかは様々ですが、必ず原因が存在します。

病気が重症の場合や症状が苦痛を伴う時は、抑えるために一時的に薬を使う価値があります。

薬の多くは基本的に対症療法薬です。病気の症状を抑えることが目的で、原因が治せないため、病気を治すことが出来ません。
  薬は、生理的・毒性・アレルギー等の副作用があり、どれも体にとっては多くは有害に働きますが、重病か苦痛があり、あくまでも急性か一時的で生活に支障がある場合は、薬を使うメリットがあります。
しかし病態が慢性化している場合は、使用が継続することで副作用が起きやすくなり、病気自体が治らないばかりか、副作用により病気を引き起こす可能性があります。副作用による病気は、「医原病」と実際に名前が付けられているくらい、増加傾向にあります。
慢性疾患薬(降圧薬・コレステロール薬)等は一生服用することが求められているようです。これは、コントロールを目的にしていて、治すことを目的していないと考えられます。

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この記事を書いた人

増田 健治(院長)

ますだ鍼灸院の増田健治(ますだけんじ)です。薬剤師として長く勤める中、薬で病気は治せないと考え、東洋医学的治療をするために鍼灸師になりました。

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