生活習慣

最後の一滴が分かれ目

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病気が発症するまでは、様々な要因が絡み合い、健康状態を維持するために、限界ぎりぎりまで修正しようとして、治癒力が働いています。しかし、治癒力の低下したとき、維持の限界を超え、発症することになる。これは、コップの水に例えると、コップがいっぱいになった時、溢れ出る瞬間は、最後の一滴によってもたらされます。


その一滴は、ストレス、激しい運動、免疫低下等、人それぞれですが、きっかけは必ずあります。何の原因も無く、突然起きた分けではありません。その前に、何らかの異常や違和感があったはずです。


その体の声に耳を傾け、東洋医学でいうところの「未病」の段階で原因を治し適切に対処していたら、病気を発症せずに済んだかもしれません。生活習慣と環境を変えることで治すことは可能ですが、限界があります。


この時に、治癒力を高め、軽度の自覚症状を治し、病気を予防することのできる治療が、最も価値のある医療であると考えます。

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この記事を書いた人

増田 健治(院長)

ますだ鍼灸院の増田健治(ますだけんじ)です。薬剤師として長く勤める中、薬で病気は治せないと考え、東洋医学的治療をするために鍼灸師になりました。

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